東北芸術工科大学4年生の南條愛佳さん。インターンで相羽建設の仕事を2週間体験していただきました。大学では建築や環境デザインについて学ばれていて、小さい頃に宮城県で東日本大震災を経験されたことで住まいや暮らしに興味をもったそう。設計志望の南條さんから見た工務店の仕事をレポートしていただきました。
東日本大震災をきっかけに暮らしや住宅建築に興味を持ち、何かをつくる仕事に就きたいというざっくりした想いがありました。お客様と一緒に家を作り、暮らしをつくる。家族それぞれにあったライフスタイルを考え快適に過ごせる住まいをつくることに魅力を感じ大学は建築科を専攻しました。
工務店のつくる注文住宅は、お客様一人ひとりの暮らしに合わせて設計を提案できるところが魅力的だと考えています。インターンに来るまで工務店の仕事は施工がメインというイメージを持っていました。設計は工務店ではどのような規模で、どんな役割を持っているのか具体的には分からず、興味をもちました。
最初はとても緊張して不安でしたが、スタッフの皆さんが優しく対応していただき、気さくに話すことができるフレンドリーな会社だなという印象を受けました。
設計や施工だけではなく広報や不動産、リフォームなど多くの事業があることが分かりました。
住宅だけではなく、家具も大工さんがつくったり、様々な設計事務所が設計した住宅を施工したり、多くの建築家と関わることができるところも魅力的に感じました。
設計の仕事内容だけでも、プランを考えるだけではなく市役所に行ったり、耐震の診断、設備の設計も考ることが必要です。市役所に行き敷地の情報を手に入れ、法的なことも考えながらエスキスをして、プランを考えるまでも様々な工程があることが分かりました。
実際にプランを考えてみて、お客様の要望に近づけるように間取りを考えていくのは難しかったです。プランを考えた後も、耐震性や電気設備などについてもチェックしなければならず、学校で学んでいても実際に設計していくのは工程が多く大変ですが、同時にやりがいがある仕事だと感じました。
2週間のインターンを通して、工務店、相羽について深く知ることができ良い経験になりました。私は設計志望として参加しましたが、広報や不動産、リフォームの事業まで体験することができ、どの事業もとても魅力的で工務店の仕事について幅広く知ることができました。
建築の仕事は建物を建てたら終わりというイメージでしたが、地域とつながるために、建物を建てるだけではなくイベントやメンテナンスを通じてお客様だけでなく地域の人とも関わっていくことで、地域に根差した工務店になるということを実感しました。
この経験を生かして、多くの人の暮らしに関わっていきたいと思います。